第38回三笠宮杯ダンススポーツ選手権で引退セレモニーを行なった「名越慎悟・明子組からのメッセージ」と名越組との関わりのある方々からの「名越組へのメッセージ」
先日の三笠宮杯で現役を引退した名越組です。
引退セレモニーでは大勢の観客の皆様や選手達に囲まれて現役を引退することができて、とても嬉しく涙が止まりませんでした。
「引退はまだ早い」との有難いメッセージもいただきますが、2018年が私たちにとって最も頑張った年であり、今後も継続して続けるためには色々な人たちからの
支援が必要で迷惑をかけると判断したため二人で競技生活から引退することを決めました。
いま、ジュニアから成長してきた若い選手たちは海外に多く挑戦し、素晴らしい成績を残しています。
しかし、それ以外は海外に挑戦する選手が少ないというのが現状です。
もちろん海外遠征をすることは金銭的にもスケジュール的にも簡単なことではありませんが、その気にさえなれば2泊4日でヨーロッパの競技会に出場することも可能です。
ダンスの本場欧州に対して極東に位置する日本国内だけの順位を気にするのではなく「世界基準で自分たちはどこまで通用するのか」ということに是非挑戦していってほしいと思います。
私たちが海外戦に多く出場してみて強く感じたことは「日本のダンス界は世界のダンス界に対してガラパゴス化してしまっているのではないか」ということでした。
現役を退いた今後は海外チャレンジしてみたいという選手たちのサポート(エントリー方法や現地での過ごし方など)していくことが私たちの役割だと考えています。
また最近はテレビ放送効果もあり、新たにダンスを始めたいという方が増えてきています。
この機会にダンスの楽しさを多くの方に知ってもらい、ダンス人口を増やすことにも協力していきたいと考えています。
競技会会場に多くの方に足を運んでいただき、拍手喝采で選手たちを迎えることができるほどダンス界が盛り上がっていくことを願って。
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