三笠宮杯は、1980年(昭和55年)、故三笠宮崇仁親王が旧日本アマチュアダンス協会(JADA)総裁にご就任いただいたことを記念してご下賜されました。
記念すべき第1回三笠宮杯は、'81テンカップとして故三笠宮崇仁親王、百合子妃殿下のご臨席のもとで開催されました。その後、三笠宮杯は毎年欠かさず開催され、参加選手の増大に伴い日本全国の予選を勝ち抜いたトップ選手による選抜競技会となり、今日では名実ともにダンススポーツ競技の頂点となる全日本選手権として脈々と歴史を積み重ねています。
故三笠宮崇仁親王は、ダンスに大変ご造詣が深く、皇室きってのダンスの名手であられ、1952年には、英国ダンス界最高栄誉の「カール・アラン賞」を受賞されています。
このような故三笠宮さまのご臨席の際には、大変熱心にご観戦いただき、出場選手の優勝への意気込みや感激は特に大きく、選手や観客の皆様の敬慕するところとなりました。三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権は、多くの選手に大きな夢と希望を与える大会としてこれからも歩んでまいります。